【インプラントと糖尿病】
インプラント
2024.03.22
こんばんは。今回はインプラントと糖尿病の関係性についてお話します。
糖尿病が進行すると免疫力が低下(I型>Ⅱ型)するため、歯周病を引き起こしやすくなるといわれています。
また、インプラントが骨と結合する過程で起こる「骨結合(オッセオインテグレーション)」が正常に起こらず、インプラントの脱落に繋がることもあります。
さらに、糖尿病の方は傷口が治りにくくなります(創傷治癒不全)。そのため、インプラント治療によってできた傷口から感染を引き起こす可能性があります。しかし、必ずしも糖尿病の方はインプラント治療ができないということではなく、歯周病の治療と血糖値のコントロールがうまくできていれば可能です。
<インプラント治療が可能な目安>
・血糖値のコントロールができている(HbA1cが6.9%以下)
・空腹時血糖値が180㎎/dl以下
・口腔内のプラークコントロールが良好
上記のように糖尿病はインプラントのリスク因子となります。インプラント治療の成功、長期予後の獲得には患者様のご理解とご協力が必要不可欠です。
糖尿病の方でもインプラント治療ができる場合もございますので、検討されてる方がいらっしゃいましたら一度診察させて頂ければと思います。